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「海水魚を飼ってみたいけれど、何から用意すればよいの?」とお困りではありませんか。海水魚の飼育には、淡水とは違うさまざまな機材が必要です。
この記事では、海水魚飼育に必須の基本機材、あると便利なアイテム、そして初心者が失敗しないためのポイントをわかりやすく解説します。海水魚飼育に必要な基本機材は下記になります。
初めて海水魚を育てる人は、大きめの水槽を用意することがおすすめです。初心者に大きめの水槽が推奨される理由は以下のとおりです。
小型水槽は水質変化が早く、魚にストレスを与えるため、できるだけ大きめを選びましょう。
ろ過槽は、重力式ろ過槽がおすすめです。水槽水量に対して比較的大容量のろ過槽、ろ過材は、水質の安定に優れています。どのくらいのサイズのろ過槽が必要かについては、魚種や魚体密度によって変わりますが、専門業者に相談されることをお勧めします。
照明は、水槽の見栄えをよくするだけでなく、魚の生活リズムを整えるためにも必須なアイテムです。ライティングによって水槽はさまざまな雰囲気を演出してくれます。華やかさや癒しなど、光の色によって変わるので、好みの雰囲気にあわせて色を選びましょう。
水槽を置いている部屋の照明をつけていても、水槽内はさほど明るくなりません。一日中明るさに変化がないと、魚の生活リズムが崩れ、健康に影響が出るおそれもあります。そのため、照明で水槽内を明るく照らし、リズムを整えてあげることが大切です。
また、照明の強さや点灯時間によって、苔の生え方が大きく異なります。管理上、苔掃除の手間をできるだけ省き、いつまでも美しいアクアリウムを維持するためにはとても重要な課題です。また、直射日光の当たる場所は、頻繁に苔掃除が必要になりますので、できるだけ避けたいところです。
海水魚の飼育ならではの必須機材です。プロテインスキマーとは、水中に微細な泡を発生させる装置のこと。微細な泡はタンパク質や細菌などの水中の汚れを吸着し、除去してくれます。海水魚を飼育する際に活用される、水質安定のための濾過装置です。
プロテインスキマーは、水槽内の水中に溶け込む酸素を効果的に補給する役割も持ちます。海水水槽では酸素量が低下しやすい傾向がありますが、プロテインスキマーを使えば、魚が酸欠状態になる心配はありません。
魚が快適に過ごせる環境を保つためにも、水温を調整する加温冷却設備が必要です。そのために、ヒーターとクーラーを用意しましょう。海水魚は、淡水魚に比べて適応可能な水温の幅が狭くなっています。水温の変化によってストレスが生じ、病気になったり、最悪の場合、死んでしまうおそれもあるため、ヒーターとクーラーで適温を保つことが大切です。
水槽には水温計を設置し、こまめにチェックしておきましょう。適温の目安は24~26℃ですが、魚の種類によって異なります。飼育する魚が決まったら、適切な水温についても確認しておいてください。
クーラーを室内に設置する場合は、動作音や排熱による室温の上昇も考えられますので、設置場所の条件にも十分配慮することが必要です。詳しくは、専門業者に相談しましょう。
海水魚が元気に過ごすためにも、殺菌装置を使って良好な水質を保ちましょう。殺菌装置を導入すれば、水槽内の殺菌と消毒を行ってくれます。ウイルスや細菌によって魚が不健康になったり、汚れやコケが生えやすくなったりすることを防いでくれるので、ぜひ活用してください。
殺菌装置のなかでもおすすめなのが、紫外線殺菌灯です。紫外線の力を利用して水中の殺菌と消毒を行います。水槽への設置やランプの交換が楽に行えるモデルもあるため、使いやすさを重視して選びましょう。
海水魚の飼育に欠かせないのが、比重計と人工海水の素です。前述したように、海水魚の飼育水には塩分が含まれています。水と塩分の比重が大きく変化すると魚に影響が及ぶため、比重計を使ってこまめにチェックする必要があります。
また、飼育水は人工海水の素から作らなければなりません。飼育水の作り方は以下のとおりです。
特に難しい工程はないので、人工海水の素のパッケージを参考に、飼育水を作りましょう。(人工海水の素に、カルキ抜きが入っているものもあります)
清掃やメンテナンスの時期を把握するために、水質測定キットを活用してください。水質測定キットは、以下の項目を測定できます。
キットを使い、異常が見られた場合は清掃やメンテナンスを行うことをおすすめします。水槽内をきれいにして、水換えまで完了したら再度計測しましょう。正常な状態であれば完了、異常が戻らない場合は、原因を突き止めるためにも専門業者に相談することが大切です。
飼育に必要な機材をチェックしたら、あると便利な機材についても見ておきましょう。おすすめの機材は以下のとおりです。
| 特徴 | メリット | |
|---|---|---|
| 自動給餌機 | 設定した時間に一定量の餌を水槽に投入してくれる | 餌の時間を気にする必要がなくなる 餌をあげすぎる心配がない |
| 照明用タイマー | 照明のオン・オフを自動で行ってくれる | 照明の切り替えの手間がなくなる |
| サンゴ | 魚が過ごしやすい環境を整え、水槽の見栄えをよくする | ミネラルの放出によって弱アルカリ性の水質を保つ 視覚的な美しさを得られる |
| ライブロック | ライブロックに付着するバクテリアによる水質向上効果を期待できる | 水質向上だけでなく、魚の隠れ家を作れるのでストレス軽減につながる |
必ず必要とはいえないものの、用意しておくと飼育が楽になります。水槽の見栄えをよくしたり、魚たちが住みやすい環境を整えたりする効果も期待できるので、ぜひ用意してみてください。
・まずは魚だけの飼育からスタート
水草やライブロックでレイアウトを整え、慣れてきたらサンゴに挑戦しましょう。
・機材選びは機能性・耐久性・メンテナンス性を重視
使いにくい機材はトラブルの原因になります。迷ったら専門業者に相談を。
ここで紹介した必要な機材は、機能性・耐久性・メンテナンス性を考えて選びましょう。使いにくい機材を選ぶと、うまく機能を活かせず、失敗するおそれがあります。何を選べばよいかわからないときは、専門業者に相談することも大切です。
初心者であっても、海水魚の飼育は可能です。システム設計や、維持管理については、計画時にご相談下さい。日本サカス株式会社は創業50年、実績豊富な水槽メーカーです。まずはお気軽にお問合せください。