今回ご紹介するのは、青森県青森市にある浅虫水族館様の水槽リニューアル工事です。浅虫水族館様は、青森県周辺の水域で見られる生き物たちを展示しています。そして、身近な水生生物の展示を通して、青森県の豊かな自然と恵まれた水産資源の魅力を伝えている水族館様です。
今回施工したのは、FRPとアクリルを組み合わせた大型水槽です。クラゲ水槽、イカ水槽に加え、クラゲ濾過槽、イカストック水槽と、飼育・展示を支えるための水槽も併せて設置しています。
展示する生体はイカとクラゲ。どちらも展示難易度が高い生き物ですが、難しさの種類は異なります。イカは水槽の壁にぶつかってしまうと弱ってしまうため、繊細な扱いが求められる生き物です。今回は水槽内壁を縞模様にすることで、イカが壁を壁として認識しやすいように工夫しました。一方のクラゲは、体そのものは丈夫でも、漂う姿をいかに幻想的に見せるか、その魅せ方が難しい生き物です。見た目の美しさだけでなく、生体をきちんと育てられる水槽であることが求められました。
浅虫水族館様からいただいたご要望は、「青森県らしさが伝わる、写真映えする水槽にしたい」というものでした。あわせて、飼育が難しいとされるイカの展示にも挑戦したいというお話をいただいていました。
一方で、事前の調査でわかっていた課題もありました。水槽を運び込む開口部が非常に狭く、場所によっては水槽と開口部の隙間がわずか5mmしかない箇所もあったのです。神経を研ぎ澄ませながら、慎重な調整を重ねる搬入となりました。
この狭い開口部を通すため、施工チームはあらゆる工具を駆使して搬入・設置作業にあたりました。決まった手順通りにはいかない場面も多く、その都度状況を見ながら調整を重ねていく形になりました。
作業当日は、例年よりもひどい豪雪の日で、厳しい寒さの中での工事でした。屋外での搬入作業もあり、条件としては決して楽ではありませんでしたが、それでも一つひとつ丁寧に対応し、工事は無事に完了いたしました。
開口部が狭くて、隙間が5mmしかない場所もあったので、本当に慎重に進めました。雪がひどく、寒い中での作業でしたね。それでも、お客様のご要望を実現できる大きさの水槽を無事にお届けできて、良かったなと感じています!
— 施工担当より
今回の水槽は、青森県周辺に生息する生体を展示しながら、写真映えする水槽になりました。その土地ならではの魅力を感じられる水槽だと思います。
水槽の設置・施工を検討される中では、「搬入経路が狭い」「設置までに段差が多くある」「飼育が難しい生体を扱いたい」といったご相談をよくいただきます。今回のように、難易度が高い場合でも、お客様のご要望を可能な限り実現できることが弊社の強みです。展示水槽の導入をご検討の際は、施設の状況や制約も含めて、ぜひ一度ご相談ください。